# 意識の流れ
[意識の流れ - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/意識の流れ)
意識の流れ(いしきのながれ、英: Stream of consciousness)とは、米国の心理学者のウィリアム・ジェイムズが1890年代に最初に用いた心理学の概念で、「人間の意識は静的な部分の配列によって成り立つものではなく、動的なイメージや観念が流れるように連なったものである」とする考え方のことである。
アンリ・ベルクソンも時間と意識についての考察の中で、ジェイムズと同時期に同じような着想を得て、「持続」という概念を提唱している(ベルクソンとジェイムズの間には交流があったが、着想は互いに独自のものとされることが多い)。
## 文学上の手法としての「意識の流れ」
この「意識の流れ」の概念は、その後文学の世界に転用され、「人間の精神の中に絶え間なく移ろっていく主観的な思考や感覚を、特に注釈を付けることなく記述していく文学上の手法」という文学上の表現の一手法を示す言葉として使用されて文学用語になった。
- ドロシー・リチャードソン『尖った屋根』
- ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』『フィネガンズ・ウェイク』
- [[ヴァージニア・ウルフ]]『[[灯台へ]]』
- フォークナー『響きと怒り』