# とある CTO の読書案内 2022 GW
春になると各社 CTO が新入社員向けに脈絡なくアフィリンクを貼りまくった記事を公開するという風物詩が見られます。
宮崎もそれやってみたい、けど脈絡なく書籍を紹介するのも微妙、ということで今回は「コンテクスト(文脈)」というテーマで脈絡なくあれこれ書いてみたいと思います。まあ、結局脈絡はないわけですけれど。
完璧な脈絡などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。
[コンテクスト - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88)
## 巨人の肩の上に立つ
さて、何はともかく「巨人の肩の上」という言葉を見てみましょう。
[巨人の肩の上 - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A8%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%82%A9%E3%81%AE%E4%B8%8A)
> 「**巨人の肩の上**にのる矮人」(**きょじんのかたのうえ**にのるわいじん、[ラテン語](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E): *nani gigantum umeris insidentes* [1])という言葉は、西洋の[メタファー](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC)であり、現代の解釈では、先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見することを指す。「巨人の肩の上に立つ」、「巨人の肩に座る」、「巨人の肩に登る」、「巨人の肩に乗る小人」、「巨人の肩に立つ侏儒」などの形でも使われる。科学者[アイザック・ニュートン](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3)が1676年に[ロバート・フック](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%83%E3%82%AF)に宛てた書簡で用いた、[2]
>
>> 私がかなたを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからです。([英語](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E8%AA%9E): *If I have seen further it is by standing on yᵉ sholders of Giants.*[3][注 1])
>
> という一節を通してよく知られている。このニュートンの手紙が原典だと信じられていることも多いが[4][5]、最初に用いたのは[12世紀](https://ja.wikipedia.org/wiki/12%E4%B8%96%E7%B4%80)の[フランス](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9)の[哲学者](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%B2%E5%AD%A6%E8%80%85)、[シャルトルのベルナール](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%A5%E3%82%B9)とされる[6]。
哲学や科学の分野にぴったりな言い回しですが、オープンソースソフトウェアについてもフィットしますね。
何をするにもコンテクストの中で活動をすることで、巨人の肩の上にのった状態で有利に活動をすることができると思うのです。僕らソフトウェアエンジニアがオープンソースソフトウェアを使わなかったら、えらいことになりますね。
## マンガの話
ちょっと脱線して、マンガの話をしましょう。
ジャンプに掲載されていた『DEATH NOTE』という作品があります。18 年前の作品なんですね。僕も歳をとるはずだわ。
当時、ジャンプの掲げる「友情・努力・勝利」をガン無視した異色の作品として話題となりました。藤原竜也主演の実写映画は観た人いるのかな。(ちなみに、地下鉄のシーンは福岡市営地下鉄の赤坂駅なんだそうです)
[DEATH NOTE モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)](https://amzn.to/3xZfv30)
『DEATH NOTE』の異色さとして、物語の途中で主要人物が死ぬという点が上げられます。今でこそ普通だと思うのですが、当時としてはかなりセンセーショナルだったんです。
その死んだ人物の意思と残したヒントを引き継いで、物語は終盤を迎えます。
「コンテクスト」や「巨人の肩の上」という言葉を出したのはそういうことを言いたかった。
最近では主要人物が死んでバトンを渡していくというスタイルも定着してきた感がありますね。ちょっと前だと『鬼滅の刃』とか。
[鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)](https://amzn.to/3MC1bS8)
今だと『チ。―地球の運動について―』が顕著な例だと思います。巻が進んで「巨人の肩の上」要素が減ってる気はしますが。ただ、明確なコンテクストは存在する。
[チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス)](https://amzn.to/3vLQfuh)
## 数学の話
今度は数学の話をしましょうか。
サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』です。
(やっと CTO の書籍案内っぽくなった)
[フェルマーの最終定理(新潮文庫)](https://amzn.to/3vGY6t2)
フェルマーの最終定理自体は中学生でも理解できる。けれども、3 世紀に渡って誰も証明することができませんでした。完全証明までの 3 世紀に渡る数学者たちの苦悩の人間ドラマ。そこには数学者たちのバトンが存在するんですね。
フェルマーの最終定理を証明したワイルズ = 炭治郎、だと思って読むといいかもしれません。
知らんけど。
分厚い文庫本なので「つらい!」という人は、ポアンカレ予想についての数学者たちの人間ドラマを描いた『NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか』という選択肢もあります。
[NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影 NHKスペシャル](https://amzn.to/3LB5sos)
NHK スペシャルで映像化されているので、有料で観ることができるかも。トポロジーという数学の分野の話を CG を使ってわかりやすく(専門家から言うと正確ではないっぽいのですが)解説されています。
ただ、ポアンカレ予想がフェルマーの最終定理と違うところは、仲間がバタバタ死んでいく中、突如現れた無関係な謎の男が見たことのない技でラスボスを倒すという、今勢いに乗ってるジャンプ+の編集長でも全力で止めるであろうコンテクストガン無視の展開となっています。
事実は小説よりも奇なり。
## アートの話
コンテクストというと、アートの分野でも重要な概念ですよね。
特に現代アートは、コンテクストなしにはアーティストは存在し得ないと思います。
フォトグラファーの大和田良が『ノーツ オン フォトグラフィー』の中で「アーティストステートメン」について書いていたと記憶しています。そこでこの概念を知った気がします。
[ノーツ オン フォトグラフィー](https://amzn.to/3MDcdWW)
「アーティストステートメント」はアーティストの声明文とか宣言文という感じです。アートにおけるコンテクストの中で、自分はどのポジションにいて、どういう作品を作っているんだ。というステートメントです。
ここで言うコンテクストって、特に SNS 出身の日本人アーティストには(ほとんど)ない概念なんじゃないかなと思います。どちらかと言うと、写真界隈だと雰囲気写真に注目が集まり、雰囲気フォトグラファーが多く生まれています。
ただ、それはそういうコンテクストだと言えなくはないし、趣味やコマーシャルの領域であってアートとは別物と考えることもできます。よくない風潮だと言うつもりはありません。(雰囲気写真の写真集やノウハウ本も読みます)
[エモくて映える写真を撮る方法](https://amzn.to/3MyNPpr)
そんな中、違和感を覚えるのが、アートとビジネスを結びつけた系の本です。ちょっと前に流行ってあれこれ出版されましたよね。読んでみて、何か違うなと。
[世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書)](https://amzn.to/37Pvh5M)
これはこれで、そういうワークショップだと思えばいいんですよ。
でも、アート鑑賞としては違うのかなと。コンテクストを完全無視した鑑賞方法なので。まあ、本質的なアートとは別の世界線のビジネス的な流行ですね。(本質的な、と言うと語弊があるかも)
一方で、美術スポ根マンガ『ブルーピリオド』は、アートのコンテクストについて考えるきっかけを与えてくれる作品かもしれません。
[ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)](https://amzn.to/3OCUcKx)
## 歴史について
そもそも、僕が改めて「巨人の肩の上」を引っ張り出してきたとっかかりについて。
セネカの『人生の短さについて』の中に、こんな文章があります。
> 自然は、われわれに、すべての時代と交流することを許してくれる。ならば、われわれは、この短く儚い時間のうつろいから離れよう。そして、全霊をかたむけて、過去という時間に向き合うのだ。過去は無限で永遠であり、われわれよりも優れた人たちと過ごすことのできる時間なのだから。
過去に向き合うことで、ソクラテスなど過去の哲学者との議論が可能になるんですね。セネカは、そうすることで「自分の時代に、すべての時代を付け加えることができる」と書いています。
これって、つまり巨人の肩の上に立つということですよね。
僕は新し物好きで歴史に興味がない人種だったのですが、それはあまりに刹那的すぎると思い直し、(何かしらの)歴史を知るということをやってみたいと思うようになりました。
そのコンテクスト中に自分を置いてみる取り組みをしたい。
ソフトウェアエンジニアなのでオープンソースソフトウェアの恩恵にはあずかっているわけですが、そこに自分たちが新たな 1 ページを追加できるのか。
とりあえずオーディオブックで『サピエンス全史』を聴いてみてます。
でも、もう終盤まで聴いているのですが、あまり関係なかったかも。とは言え、内容は興味深いです。
[サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福](https://amzn.to/3LB5IDW)
歴史について、もうひとつ。
『世界は贈与でできている』本がとても良かったです。
[世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学 (NewsPicksパブリッシング)](https://amzn.to/37MUait)
株式会社の経営者なんてやってますけど、一方で、資本主義にうんざりしているうちのひとりです。
(ロスジェネ&ひとり親、自分は幸運なことに恵まれてた環境で生きていますが、同じ世代で苦しんでいる人や、シングルマザーの貧困について調べるとだいぶしんどいですね)
それでもこの本を読むと、資本主義の中でどうしていくか、前向きに考えられる気がしました。1 冊まるまる使ったレトリックである気もしますが。
本書では、この世に生まれてきた意味を考えるとっかかりとして歴史を学ぶことが挙げられています。
贈与のコンテクストを認識できた時、「資本主義の『すきま』を埋めていく」ことができるのだと思います。
## 資本主義について
さて、資本主義と言うと、『人新世の「資本論」』がすごい売れてるみたいですね。
[人新世の「資本論」 (集英社新書)](https://amzn.to/3EWjgHC)
読んでみると、著者のこじつけと暴論が入り混じっている気がしなくはないのですが。みんな資本主義にうんざりしてるんでしょうね。
まあ、何にせよ「地球がくそやばい」(『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』完結しましたね)
[デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(1) (ビッグコミックス)](https://amzn.to/37PLU19)
## Web 3 の話
資本主義というと、web もついに資本主義(あらゆるものが商品化される)の時代に突入するようです。
Web 3 、全然わからん。誰か教えてください。涙
暗号通貨に一切興味がなくて、投機のツールでしょと思ってたんです。ただ、あまりに流行ってるので、乗るしかないこのビッグウェーブに、ということでブロックチェーンの本を読んでみました。
[図解即戦力 ブロックチェーンのしくみと開発がこれ1冊でしっかりわかる教科書](https://amzn.to/3OF1I7v)
なるほど。ブロックチェーン自体は面白い。でも、暗号通貨以外の使い方がわからんし、暗号通貨も安定するにはテクノロジーが足りていないようにも見えます。
次に、 NFT についての本。
[NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来](https://amzn.to/3OKpOOk)
なるほど。NFT 自体は面白い。でも、キラーユースケースが存在しない気がします。知らんけど。
教えて!詳しい人!
あ、でも。作品が二次流通した時に作者に利益があるのはいいのかも。その他にも、メリットはありそうなのですが、中央集権と比べた時にそれほどメリットがない気もします。
プラットフォームに依存しないというメリットはありそうだけど、コンテンツの管理が(今の所は)中央集権にならざるを得ない。IPFS(分散ストレージ)もまだ課題がありそう。
まだ、調べ始めただけなので、実は魅力的なのかもしれないけれど、根のしっかりしたキラーユースケースがパッと出てこないのは何故なのか。
NFT アートも(今の所は)投機目的以外で成立しない気がします。ここには書きませんが、結局、騒がれてるどれもキラーユースケースではないと思います。
『美術手帖』で特集されたこともあり(僕は読んでませんが)、一般向けのラジオでも特集されるようになりました。
[美術手帖 2021年 12月号 [雑誌]](https://amzn.to/3vnDqY2)
[NFTという新概念すぎる発想。美術手帖WEB編集長が解説【Adam byGMOコラボ企画】 | トピックス | TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~](https://www.tbsradio.jp/articles/53779/)
どの番組でも、ゲストのそれっぽい発言に「なるほど(よくわからん)」という茶番が繰り広げられています。
すごい毒舌になってしまいました。ごめんなさい。僕も「なるほどよくわからん」勢のひとりです。
そして、Web 3 ですよ。もう、わからん。
[Web3 - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/Web3)
『WIRED』読んでみてるのですが、僕がナナメに読み過ぎているのでしょうか。
[WIRED(ワイアード)VOL.44](https://amzn.to/3MxFrXt)
Web 3.0 は「セマンティック・ウェブ」だったんじゃないんかい。
まあ、これは実現が難しいと思うので、Web 4.0 以降になるのかな。
[セマンティック・ウェブ - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96)
ともかく、web の世界も資本主義の波に飲み込まれるわけです。合ってる?
Web 3 を語るときに、GAFA を引き合いに出して Web 2.0 は中央集権的だから良くないという言説を多く見かけます。だから decentralized(脱中央集権)、分散が良いんだと。
Web 2.0 って(定義は曖昧だったけど)そういうコンセプトではなくて、「集合知」を生み出す双方向+サービス指向な web だったのでは。結果、GAFA のうちの G と F が台頭したというのはわかりますが。
誰かレクチャーして欲しい。
## 音楽の話
さて、ブロックチェーンと言うと、環境負荷の話も出てきますね。
と言うことで、脱線して、音楽ストリーミングと環境負荷について。
僕が推してる「ぷにぷに電機」さんが言ってて、ソースを見つけきれなかったのですが、「アルバム 7 回聴くと、ストリーミングよりも CD の方がエコ」なのだとか。
[ぷにぷに電機 Official Site](https://www.punipunidenki.com/)
調べてみると、音楽ストリーミングサービスの環境負荷が高いという指摘はあるらしい。
さらに脱線しますね。
ぷに電さんは他のミュージシャンとのコラボ曲がとても多くて、全曲集めるにはプレイリストを作るしかないんです。最近はそういったコラボが増えていますが、コラボがメインというミュージシャンも増えてきそうです。kojikoji も本人の楽曲よりもコラボ曲の方が数が多くメジャーです。
これって、decentralized (脱中央集権)感ありますよね。
[kojikoji Official HP](https://kojikoji-official.com/)
decentralized と言うと、分散型メディアって流行りかけたけど、みんな自サイト持っちゃった印象です。
## 最後に
最初に宣言した通り、脈絡なく書いてきました。
僕らは IT の企業のメンバーですし、web に触れるだけでなく web そのものについて考える機会も多いと思います。
個人的には思ってた web と違う方向に進化しそうな感じを持っていますが(老害感)、それでも、この web のコンテクストの中で何ができるだろうと考えていかなければと思っています(若者に迎合)。
しかも、IT ベンチャーなので、コンテクストの中に爪痕を残すというのも狙っていくポジションだと思います。
資本主義がどうこう言ってますけど、おもしろければいいんですよ。生活できてれば。いや、それは人それぞれか。
## 時間について
最後にコンテクストと切り離せない時間について。
『人生の短さについて』を読んで、時間についても興味を持ちました。
中高生向け?に出版されている『Newtonライト2.0』シリーズはサクッと読めて、キーワードを拾うことができます。
[Newtonライト2.0 時間 (ニュートンムック)](https://amzn.to/3rWXONE)
「多世界解釈」とか、厨二病を引きずってる身からすると刺さりまくりですね。
さらに、ちょっとだけ自由意志は存在するのか?というトピックについて触れられています。
その延長で『未来は決まっており、自分の意志など存在しない。』を読んでいます。
[未来は決まっており、自分の意志など存在しない。~心理学的決定論~ (光文社新書)](https://amzn.to/3KlQzoU)
科学的な研究結果をベースに著者の妄想を展開しているので、全てが正しいわけではないのですが、読み物として面白い。
さっき、「この web のコンテクストの中で何ができるだろうと考えていかなければと思っています」って書いたんですけど、未来は決定しているのでこれは僕の自由意志ではないのかもしれませんね。
最後に自由意志の存在を疑ったので、まとまらんくなった。
そんなことより、スシが食べたい。
## おまけ
だいぶ脱線しましたね。
『ミステリと言う勿れ』が好きです。ずっと読んでいたのですが、最近気がついたことがあります。
[ミステリと言う勿れ(1) (フラワーコミックスα)](https://amzn.to/3MDJgtZ)
整くん(主人公)の話の展開として「A の説明をするために B を持ち出す」「B の持ち出し方が突然なのでみんなびっくりする」もしくは「まったく関係ない C の話をする」となっていて、あれ?自分も同じことやってるかもと。
オッカムさんに怒られる。
[オッカムの剃刀 - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%89%83%E5%88%80)